STEP1. 「現状VDOT」と「トレーニングペース」を把握する|ぼっちランナーズ【BRC】

STEP1. 「現状VDOT」と「トレーニングペース」を把握する

上原 一真

「解体新書」#21

まずは、あなたの“現状分析”を行います。 つまり「現状VDOT」とそれに対応する「トレーニングペース」を明らかにします。

ここでは、現状のフルマラソンのタイムが3時間15分であるCさんの例を見ていきましょう。


例) フルマラソンの自己ベストが3時間15分であるCさんの場合 : 現状VDOT (走力):48.7

[現状VDOT=48.7に対応するトレーニングペース]

Eペース:5:46 ~ 5:14 /km

Mペース:4:37 /km

Tペース:4:21 /km

Iペース:4:00 /km

Rペース:1:30 /400m = 3:45 /km

以上が、Cさんの「現状VDOT」とそれに対応する「トレーニングペース」です。トレーニング初 期はまずこのレベルから始めていきます。

さて、「現状VDOT」の把握はあくまで“現状分析”に過ぎません。 これからのトレーニングで、あなたの「現状VDOT」を「目標VDOT」まで引き上げていくこと になります。

VDOT(走力)はトレーニングによって向上させることができます。

【BRC】マラソン完全攻略「解体新書」 2/2ページ

また逆も然りで、トレーニングをサボってしまうとVDOTは上がらないまま、あるいは下がってし まいます。

VDOTは変動し続けるものであるということを覚えておいてください。

1. トレーニングの本質は、「現状」から「目標」までのギャップを目標期日までに埋めること。 2. 第1ステップとして、「現状VDOT」と「トレーニングペース」を把握する。

【まとめ】トレーニング計画の作成 #STEP1

「現状VDOT」と「トレーニングペース」を把握する。

3. VDOT(走力)はトレーニングによって向上させることができる。

「解体新書」#21

→「現状VDOT」を「目標VDOT」まで引き上げていこう!

ABOUT ME
上原 一真
上原 一真
ランニングコーチ / ぼっちランナーズクラブ【BRC】代表
株式会社SmilesMiles 代表取締役 1992年生まれ、鹿児島県出身。 2005年、中学時代より走り始めランニング歴は17年以上。 1500m~5000mなどのトラック競技から100kmを超えるウルトラマラソン, トレイルランニング, 駅伝など幅広く嗜む。フルマラソンの自己ベストは、2時間34分16秒 (2021年)。 2015年から市民ランナー向けにランニングの指導を始め、サブ4~サブ2時間40分まで様々なレベルの市民ランナーの自己ベスト達成をサポートしてきた。 現在は、オンラインランニングクラブ【ぼっちランナーズ / BRC】を主宰。 「ひとりで頑張るランナーに、もっと強くなるきっかけを与え、自己重要感が高まるランニングを楽しんでもらう」をテーマとして指導に力を入れている。
記事URLをコピーしました