「報告する場」があるから、やる気が出る
上原 一真
ぼっちランナーズ【BRC】
練習量を減らして自己ベスト更新！？
上原 一真
こんにちは、上原です。
今シーズンも毎週のように
BRCメンバーから
「自己ベスト更新」の報告を
いただいています。
先週末は2名のBRCメンバーが
自己ベスト更新。
こういった成果報告を聞くのは
本当に嬉しいですね。
今回はそのうちの1人のお話を
シェアさせていただきますね。
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■ I.Jさん (女性)
フルマラソン
3時間24分45秒
→ 3時間23分41秒 PB更新!!
「上原コーチのご指導で効率よく無駄のない練習ができたのかなと思います。
ただただ走るだけでは速くならないのもよくわかりました。」
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ちなみに、
このIさんは、今シーズン、
5000mでも自己ベストを大幅更新。
ハーフマラソンでも
自己ベストとほぼ同じタイムを
しっかり記録されています。
そして、さらに特筆すべきは
以前よりも練習量を落としているという点です。
本人曰く
「こんなに練習量が少ないのは初めて」
とのこと。
一時期体調を崩された時期もあったので
本来予定していた練習がこなせなかった面も
確かにありました。
しかし、それでもIさんは、
自己ベスト更新で3時間23分という
素晴らしい記録を残しました。
本人のコメントでは、
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「明らかに3年前とは違う感覚でした。」
「練習内容を変えて、月間走行距離も250キロ以内でもここまで保てたのはやはり上原コーチが言われた通り、週2ポイント練習、休む時はしっかり休む、鍛えるところは鍛えるポイントがすごく良かったのかなと実感しました。」
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といった感想もありました。
まさにこのコメントの通りなのですが、
やっぱり「効率の良い練習」って
存在するんですよね。
練習量を増やすことが悪い
というわけではありませんが、
限られた時間の中で
練習しないといけない
我々市民ランナーにとっては
やはり「効率性」は求めていきたい。
むしろ練習量を増やしすぎることで、
怪我に繋がったり、
不調の原因になったり、
といった弊害もあります。
IさんもBRCに入会する前は、
毎週のように30km走をしていた
時期もあったそうです。
すごいですよね。
毎週30km走っていたら
めちゃくちゃ記録が
伸びそうな気がしますよね。
でもIさんの場合、
それが結果には
あまり繋がらなかったそうです。
これに関しては、
僕から見ると「やり過ぎ」でした。
いや、
はっきりとした目的があって
そのやり方に確信があるなら
構わないのですが、、、
ただ単純に
「練習量を増やせば増やすほど良い」
というロジックなのであれば、
それは考え直した方が良いです。
マラソントレーニングには
もっと考えるべき変数(パラメーター)が
存在します。
一つの変数(パラーメーター)を
極端に高めるだけでは
バランスが悪い。
例えば、
練習量を10に高めても
練習の質が1であれば、
「量 : 10 × 質 : 1 = 効果 : 10」
で、トレーニング効果は「10」です。
でも、
練習の質という変数を
高めてあげれば、
練習量を多少減らしてもOK。
例えば、
「量 : 5 × 質 : 5 = 効果 : 25」
という風に、
練習の量と質をバランス良く
整えてあげることで、
トレーニング効果は「25」となり、
元々の「10」という数字を
大きく超える事ができます。
「質と量のバランスが大事」なんてことは、
手垢のついた話ではありますが、
やはり基礎基本にこそ本質があるわけです。
何かと目新しい情報や
枝葉の情報が溢れる現代ですが、
そういったものに惑わされないように
気をつけましょう。
BRCの会員サイトにも、
「解体新書」や「5STEP SUCCESS RULE」など
マラソントレーニングの基礎基本を
まとめた教材は揃っています。
僕は常々
「一つの教典を学び尽くすこと」が
大事だと言っていますが、
基礎基本は学んでも学び過ぎることはありません。
何事においても、
基本を突き詰めた人間は強いですよ。
「生き字引(ウォーキングディクショナリー)」
に憧れて、
浅い知識をひたすらコレクションしても
真理に近づくことはできません。
そんなことよりも、
普遍的な物事を深く深く突き詰めてください。
その先にいずれ、
一つ一つの知識が繋がり、
本当の意味で腑に落ちる瞬間が訪れますから。
それでは、今日はこの辺で。
おしまい！
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