やる気が出ない時はどうすればいい?|やる気に頼らず走り続けるための考え方|ぼっちランナーズ【BRC】
Q&A

やる気が出ない時はどうすればいい?|やる気に頼らず走り続けるための考え方

上原 一真

こんにちは。
ぼっちランナーズ【BRC】代表の上原です。

今回は、やる気についての質問をいただきました。

いただいた内容を要約すると、こんな質問です。

練習のやり方も考え方も、ほぼ吸収できている。でも、やる気だけは自力で解決しないといけない部分。やはりリアル練習会に強制的に参加するしかないのか。そもそも、ぼっちランナーになれないのかもしれない。ぼっちランナーがやる気を引き出すには、どうすればいいか。

ありがとうございます。

「発信は楽しみに見ています。見るだけでやった気になる」とも書いてくださっていました。

見るだけでやった気になるのは、ちょっとまずいかもしれないですね。

やる気の出し方は、いただく質問の中でもトップ3に入るくらい多いお悩みです。そして、難しいテーマでもあります。

動画では、聞き手の高島さんとやり取りしながら答えているので、その流れに沿って書いていきます。

(動画で見たい方はこちら)

落ちたやる気は、ゆっくり戻す

まず、高島さんにも聞いてみました。やる気が出ない時はありますか、と。

本命レースで失敗した後、しばらくやる気が戻ってこなかったそうです。

走ること自体は、ルーティンとして続けていた。でも、楽しめない。次にまた本命レースがあった時、目標を目指して頑張れるのか自信がない。

そんな状態だったと。

そこから少しずつ、人と一緒にゆっくり走って、おしゃべりを楽しんだり。

大会にも出るけれど、記録は全く目指さずにファンランとして出て、沿道の方との触れ合いを楽しんだり。

ただ楽しんで走ることを目的に出た大会がきっかけで、やっとやる気が戻ってきたそうです。

時間が解決してくれる部分もあります。

高島さんの場合は、考え込むタイプだと思うので、ファンランに振り切ったのがいい気分転換になったのだと思います。

この辺りは、本当に人によります。

何をきっかけにやる気を失って、何をきっかけにやる気が出るのか。その人のタイプによって違います。

情報を入れすぎていないか

今回の質問をくださった方は、僕も知っている方です。

すごく勉強はしている。ただ、手足が動かない。

そういうところで悩んでいるんじゃないかな、と思っています。

これは結構、現代特有の悩みだと思うんですよね。

SNSやYouTubeに、本当にいろんな情報がある。僕がYouTubeをやっているのに言うのもあれですけど。

その情報を吸収しすぎて、身動きが取れなくなる。

高島さんも、情報が多すぎて「自分のやり方は合っているのか」と考えすぎてしまうことは、たまにあるそうです。フォームの情報を取り入れてみたけれど、うまくいかない、とか。

真面目な人ほど、考えすぎて空回りしてしまう。

そういうタイプなら、逆に情報を遮断してしまったほうがいいと思います。

いろんな人の意見を聞きすぎると、

「あの人はこう言っていたのに、この人はこう言っている」

と混乱する。これもしたい、あれもしたい、と意識が分散して、結局何もしない。

これがあまり良くない。

そういう時は情報を絞って、目の前にフォーカスする。1つ1つ、愚直にやっていく。

SNSを見ない。アプリをアンインストールする。YouTubeを見ない。

僕のチャンネルだけ見て……いや、僕以外でもいいんですけど。笑

まともなことを言っている人を選ぶのは大事です。でも、情報はたくさん入れればいいというものでもありません。

やる気に頼らない

ルーティンにして、考える余地をなくす

では、日々淡々と練習を積んでいくためのやる気は、どうすればいいか。

やる気に頼っちゃいけないと思っています。

やる気があるからやる。やる気がないからやらない。

これだと、淡々と継続するのはなかなか難しい。なので、考え方を変えて、やる気に頼らない方法が必要です。

たとえば、ルーティンにしてしまう。

朝起きたら、第一に走りに出かける。考える余地なく、例外を作らずに走りに行く。

雨が降っていようが、雪が降っていようが、よっぽどのことがない限りは何も考えずに出る。やる気があろうがなかろうが関係なく。

走りに行く時に「走りに行こうかな、どうしようかな」と考えている時点で、すごくエネルギーを使うんですよ。

迷うんですよね。

走る前に迷ってしまうと、そこからやる気を出して走りに行くのは、すごく難しい。だから、なるべく考えないほうが習慣にしやすい。

これ、偉そうに言っていますけど、僕も何回も失敗しています。考えずに走るのがいいと分かってはいても、実行するのは難しい。

ただ、その境地まで行くと、完全に習慣になるので逆に楽なんです。やる気に関わらず走る、という習慣になっている。

そこまで行けば最強です。そこまでが大変なんですけどね。

ハードルを下げる

もう1つ大事なのが、ハードルを低くすることです。

「1日10km走らないといけない」

というのがあると、ハードルが高い。

そうではなく、1日1kmでもいい。5分でも10分でもいいから、ちょっと外に出て走り出してみよう。

それくらいハードルを低くして、とりあえず玄関の外に出る。

走り始めたら、5分で終わることはないと思うんですよ。気分が乗ってくるので、最低20分くらいは走るんじゃないでしょうか。

高島さんも「絶対5分で終わらないですよね」と言っていました。終わらないです。

だから、走り始める前は、できるだけハードルを低く。「5分でもいいや」くらいの気持ちが、すごく大事です。

0と1は全然違う

これもよく言うんですが、0と1は全然違います。

市民ランナーは忙しいので、予定通り全部走れない日がありますよね。

1日10km走る予定だったのに、今日はどうしても20分くらいしか時間が取れない。

そこで「10km走れないから、今日はやめよう」。

これが0です。

そうではなくて、20分でもいいから、3kmでもいいから走ろう。これは1か2くらいにはなります。

たった20分、たった3kmでも、0と1の違いはすごく大きい。

0は何をかけても0です。1や2は、少しでもやっていれば積み重なっていく。

それに、0だと「やらない」という習慣がついてしまう。なので、1だけでもやったほうがいいと思います。

高島さんも、ハードルを下げてやってみたら「あ、できちゃった」という感じなのかもしれない、と言っていました。

その「できちゃった」という感覚が、すごく大事です。

今回の方も、ハードルを上げすぎているのかもしれません。

いろんな人の情報を聞いて「こうじゃないといけない」「こういう練習をすべきだ」と、完成形を見すぎている。

最初から完成形でなくていいので、少しずつやっていく。0ではなく、1だけでもやる。

走ってはいるのに、気持ちが乗らないなら

高島さんから、こんな指摘もありました。

質問者の方は、日々走ってはいるけれど、その中で気持ちが持てない、という意味かもしれない、と。

1はやっているけれど、そこから上がっていかない、というイメージですね。

もしそうなら、まずは目標をしっかり持つことだと思います。

目標を持つだけではなく、その目標に到達するイメージを持つ。

これをやって、1ヶ月後はこれくらいまで行っている。こういう練習をすれば、2ヶ月後にはここまで走れるようになっている。3ヶ月後には、ここまで。

そういうロードマップ、自分の成長イメージが描けると、楽しくなってくるんじゃないかと思うんです。

目標志向型であれば、この考え方がしっくりくると思います。

この練習が何のためなのか分からないと、嫌々やらされている練習になる。楽しくもないし、やる気も出ないし、身にもならない。

この練習が自分の目標達成につながっている、という実感を持ちながらやれば、やる気を振り絞って走りに行く、という感じではなくなってくると思います。

ただ、目標やタイムがしっくりこないタイプもいます。先のことを見すぎると、やる気がなくなる人もいる。

そういう場合は、逆に目の前にフォーカスしたほうがいいと思います。

リアル練習会には参加したほうがいいか

質問の中に「リアル練習会に強制的に参加するしかないのか」とありました。

練習会に参加するのは、全然いいと思います。それがやる気アップにつながるのであれば。

自分1人の力だけで走るのは、すごく自立心がいりますし、大変です。練習会でモチベーションを上げて、また頑張ろうという気になれるなら、いいことです。

ただ、これも一時的な効果だったりします。

練習会は、多分週に1回か2回くらいですよね。それ以外の日のほうが多い。

その日に、自分の気持ちをマネジメントして、淡々と練習できるか。ここが大事になってきます。

イメージとしては、練習会で気持ちをブーストさせる。でも、ベースはあくまで自分の練習です。

そのために、オンラインのコミュニティに入るのもいいと思います。ちょっとBRCに持っていこうとしていますけど。

人とのつながりでやる気が出る、という自覚があるなら、自分の周りを意識の高い人で固めていくのは、とてもいいと思いますよ。

ただ、それはあくまできっかけです。外からの刺激を受けて、実際に手足を動かして頑張るのは自分自身です。

やる気に依存しない状態を目指す

やる気というテーマは、どうしてもぼんやりしてしまいます。永遠のテーマですよね。

僕も、完璧にやる気をコントロールできているわけではありません。

なので、やる気をコントロールするというよりは、なるべくやる気に依存しないように習慣にする。

ロボットのように、何も考えずに走り出す。その状態にいかに持っていくかを考えています。

やる気があろうがなかろうが、走る。

言うのは簡単ですけどね。

僕と高島さんのやり取りの中から、普段の練習に活かせるところが1つでも見つかればいいなと思います。

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あなたの現状、目標、タイプに応じて、自分に合ったトレーニングメニューが見つかるヒントになると思うので、暇つぶしがてら、ぜひやってみてください。

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それでは。

ぼっちランナーズ【BRC】
代表 上原一真

上原 一真
上原 一真
ランニングコーチ / ぼっちランナーズクラブ【BRC】代表
Profile
株式会社SmilesMiles 代表取締役
1992年生まれ、鹿児島県出身。

2005年、中学時代より走り始めランニング歴は20年以上。ランニング指導歴は10年以上。

1500m~5000mなどのトラック競技から100kmを超えるウルトラマラソン, トレイルランニング, 駅伝など幅広く嗜む。
フルマラソンの自己ベストは、2時間34分16秒 (2021年)。

2015年から市民ランナー向けにランニングの指導を始め、サブ4~サブ2時間35分まで様々なレベルの市民ランナーの自己ベスト達成をサポートしてきた。

現在は、オンラインランニングクラブ【ぼっちランナーズ / BRC】を主宰。
「ひとりで頑張るランナーに、もっと強くなるきっかけを与え、自己重要感が高まるランニングを楽しんでもらう」をテーマとして指導に力を入れている。
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