最大の敵は自分。ライバルとともに成長すべし。【マラソン攻略のマインドセット⑦】|ぼっちランナーズ【BRC】

最大の敵は自分。ライバルとともに成長すべし。【マラソン攻略のマインドセット⑦】

上原 一真

おはようございます。
BRC代表の上原です。

本日も

Transformation
〜自己変革90日間メール講座〜

をお送りします。

【#89日目】のコンテンツはこちら。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

■ マインドセット⑦ 最大の敵は自分。ライバルとともに成長すべし。
(再生時間 : 4分37秒)

さてさて。

連日お届けしてきた
『8個のマインドセット』も
今回で7つ目になりました。

残りは2つ。

最後までしっかり
走り抜けましょう!

それでは、
本日のメッセージは、

最大の敵は自分。
ライバルとともに成長すべし。

です。

「他人と自分を比べてはいけない」

この言葉は、
あなたもどこかしらで
聞いたことがあるのでは
ないでしょうか?

言わずもがな、
世の中には、
様々な人間が
様々な生き方をしています。

我々人間は一人一人、
生まれ持った才能も違うし、
生まれ育った環境も違うし、
現在の立場も違うし、
生きる目的も違うし、
大事にしているものも違う。

ランニングにおいても、

・何に楽しみを見出しているのか
・何を目標・目的にしているのか
・現在の能力はどれくらいなのか
・どんな練習環境なのか
・どれくらいの練習時間を
 確保できるのか
・どんな立場にいるのか
・人生においてランニングの優先度が
 どれくらい高いのか

・・・・・

それぞれ
現在の状況も目標も目的も
立場も考え方も価値観も
何もかもが違います。

そんな中で、
「他人と自分をそのまま比べる」
というのは、
明らかにナンセンスですよね。

ところが、
いざランニングにのめり込むと、
どうしても人間って
他人と自分を比べてしまいます。

インスタグラムやSTRAVAなどの
SNSを開くと、
なんかみんな良さげな練習をしている。

「それに比べて自分は
 最近思うように
 練習できていない・・・」

SNSのフィードには、
みんなでワイワイ楽しげに
練習している写真が
たくさんアップされている。

「それに比べて自分は
 いつも一人で走っている・・・」

練習会に足を運ぶと、
あのライバルの調子が
最近すこぶる良さそうだ。

「それに比べて自分は
 最近全く走れてない・・・」

この間まで一緒くらいの力だった
あの人がレースで大幅に
自己ベストを更新したらしい。

「それに比べて自分は
 ここ2〜3年、
 ずっと自己ベストを
 更新できていない・・・」

とかとか。

とにかく
他人と自分を比べてしまいます。

あなたも多かれ少なかれ
こういった経験はしたことが
あるのではないでしょうか。

僕はあります。

というか、僕の場合、

「他人と自分を比べてはいけない」

という言葉の意味が
学生時代(特に中学〜高校)は
よく分かっていませんでした。

陸上競技部として
競技に打ち込んでいた僕は、

「いやいや、
 陸上競技なんて
 他人と競ってなんぼでしょ」

と思っていたんですね。

まあ、
それも一理あります。

「競技」っていうくらいですから、
言葉の定義として、
「競う」という意味合いが
そこには含まれているわけです。

でも、僕がそこに
何の疑問も持たなかったのは、
当時の僕がいた環境が
とても均質的だったから
だと思います。

僕が生まれ育ったのは、
電車も通っていない
コンビニもないような田舎。

周りの人はみんな同じ年代で、
練習環境も大体同じで、
その学校ごとに集まってくる
生徒も大体同じ走力レベル。

全国大会レベルのランナーも
身近にいないし、
海外の情報も知らない。

そんな閉鎖的な世界の
住人だった僕は
田舎の学校内で
ちょっと足が速いからと言って
調子に乗っていました。

まさに
「井の中の蛙」です。

ところが、
田舎を出て大学に進学すると、
周りには全国大会レベルの選手が
ゴロゴロいたり、
日本インカレ10000mで
優勝するようなランナーが
身近にいたりと、
ガラッと環境が変わりました。

電車の乗り方も知らないような
田舎の若造だった僕にとっては、
あまりにも大きな環境の変化。

もちろんこの変化は
当時の僕にとっては、
凄く貴重な経験でした。

全国大会で優勝するような
レベルの選手の練習を
目の前にして、
とても刺激を受けましたし、

「いつかは自分も
 あのレベルで走ってやるぞ」

とメラメラ闘志を
燃やしていました。

・・・しかし。

それだけ優秀なランナーの練習を
凡才の僕が
そのまま真似しても
絶対にうまくいかないんですね。

なぜなら、
僕とその人とでは、
生まれ持った才能が違うし

※あまり「才能」という言葉は使いたくありませんが、あえて使います。

生まれ育った環境も
積み上げてきた経験も
全く異なるからです。

だから、
いきなりその人と同じ練習を
こなせるわけがないし、
万が一こなせたとしても、
同じ練習効果が
得られるわけではない。

このメール講座でも
お伝えしたように、
トレーニングには
「個別性の原則」があり、
人それぞれで
最適な練習は異なるわけです。

今思い返せば当然のことですが、
当時の僕はそのことに
気づいていませんでした。

いや、
当時の僕でもそれなりに
トレーニングの勉強はしていたので、
「個別性の原則」なんていう
言葉や知識は
もちろん知っていました。

でも、おそらく
“肌身の実感”として、
それを理解できていなかった
のでしょう。

当時の僕は、
ある種の「根性論」で
とにかく

「あの人に追いつきたい」
「ライバルに負けたくない」

という一心で、
闇雲に頑張っていた気がします。

無理に走行距離を増やしたり、
無理に走るペースを上げたり、
週に何度も何度も
ポイント練習を実施したり、、、

でも、
そこには科学的に裏付けられた
戦略がありませんでした。

その結果、
僕は何度も怪我を繰り返しました。

膝を怪我して練習中断。

膝が治ったと思ったら
ふくらはぎを痛め練習中断。

ふくらはぎが治ったと思ったら
足首を痛め練習中断。

足首が治ったと思ったら
股関節を痛め練習中断。

股関節が治ったと思ったら
また膝を痛め練習中断。

・・・みたいな感じで
怪我の無限ループ。

オーバートレーニングにも陥って
練習しても練習しても
思うように走れるようにならない。

疲労が抜けない。

身体が慢性的に重い。

ジョグのペースも上がらない。

ポイント練習もこなせない。

・・・・・

はい。

これはまさに僕が
これまでのメール講座で
何度も諌めてきたことですね。

「戦略を持って練習しろ」

「自分の目的を明確にして
 トレーニングしろ」

「闇雲に練習するな」

と。

今でこそ僕はこんなことを、
偉そうにあなたに話していますが、
僕も昔は
全然できていなかったんです。

だからやっぱり
当時の僕のやり方では
全くうまくいかなかったし、
努力をしている割には
全然成果が出ませんでした。

「誰にも負けたくない」

という競争心だけはあるけれど、
全てが空回りして、
何もうまくいきませんでした。

そんな不遇の時代が続き、
心身ともに疲弊しきった僕は
走ることをやめて、
一旦ランニングから
遠ざかりました。

そこからもまあ
紆余曲折ありましたが
長くなるので割愛。

いろいろ端折ってしまいますが、
しばらく経って
とあるキッカケがあり、
僕はまた走り始めました。

それは俗に言う
「市民ランナー」としてです。

誰と比べるわけでもなく、
競技結果が求められるわけでもなく、

「自分が走りたいから走る」

という世界観の中で、
再び僕は走り始めました。

すると、これまでの

「人と比べること」
「人と比べられること」

が当たり前だった
ランニングの世界観は
全く覆されます。

その時、僕の中では

「今までの自分は
 なんて偏狭な価値観で
 生きていたんだろう」

という気持ちが溢れてきました。

それと同時に、

「中学時代に走り始めたあの頃」

「走ることそのものを
 楽しめていたあの頃」

の純粋な気持ちも
思い出すことができました。

振り返ってみると、
他人との比較の世界に
生きていた当時の僕は、

「人と比べて云々・・・」

とかばかり考えて、

「なぜ自分は走るのか」

という自分の気持ちと
向き合うことを
疎かにしていた気がします。

でも、
やっぱりそれって窮屈だし、
楽しくて始めたはずの
ランニングがいつの間にか
「苦痛」の「義務」に
なってしまう。

そうじゃなくて、
ランニングはもっと

「自己と向き合うスポーツ」

なんじゃないか?

と今の僕は思っています。

自分は今どういう立場にいて、
どういう現状にいるのか?

何を目的に走るのか?

どこを目標として
トレーニングするのか?

その目標を達成するために
「自分にとって」
最適なトレーニングは何なのか?

そこと向き合わない限りは、
ランナーとしての軸を
見失ってしまうし、
軸がなければ
いつ潰れてもおかしくない
脆弱なランニング人生に
なってしまいます。

実際に僕も
「人と比べること」をやめて、
「自分のランニング人生」を
歩むようになってから、
ランニングが
とても楽しくなりました。

義務感ではなく、
自発的に走れるようになりました。

その結果、
かつてのように
自分を痛めつけるような
無理なトレーニングをせずとも、
パフォーマンスは向上しています。

周りに流されず、
常に自分と向き合って

「今の自分にとって
 最適なトレーニングは何か?」

を日々考えていれば、
ちゃんと結果はついてくるんです。

だから、
最初のテーマに戻りますが、

最大の敵は自分。

「敵」と言う表現が
適切ではないかもしれませんが、
とにかく「自分」と
向き合い続けなければいけません。

ライバルの存在は
刺激になるけれど、
本当に目を向けないといけないのは、
そこじゃないんです。

ライバルの刺激を触媒にして、
いかに自分を成長させられるか。

最終的には、
「自分を高めること」
にフォーカスしないといけない。

これは精神衛生上もそうだし、
トレーニングの
原理原則から考えてもそう。

みんな異なる状況で頑張っている。

生まれ持った才能も
生まれ育った環境も違う。

目的も目標も違う中で頑張っている。

そんな混沌の中で、
他人軸で生きようとするのは、
かなりしんどいです。

ランニングにおいても、
何もかも他人に合わせて
トレーニングしようとすると、
絶対どこかで無理が生じるし、
うまくいきません。

なぜなら、そのやり方が
自分に合っているとは
限らないから。

だからまずは
ちゃんと「自分軸」を
持つ必要があります。

トレーニングにしても
人生にしても
自らを中心点に据えて、
軸をブラさずに
自分のやるべきことと
向き合っていかなければいけません。

「ライバルは常に自分」です。

使い古された言葉ですが、
今回をキッカケに
今一度捉え直してみて下さい。

それでは、
動画の方もどうぞ。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

■ マインドセット⑦ 最大の敵は自分。ライバルとともに成長すべし。
(再生時間 : 4分37秒)

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

ぼっちランナーズ【BRC】
代表 上原一真

上原 一真
上原 一真
ランニングコーチ / ぼっちランナーズクラブ【BRC】代表
Profile
株式会社SmilesMiles 代表取締役
1992年生まれ、鹿児島県出身。

2005年、中学時代より走り始めランニング歴は20年以上。ランニング指導歴は10年以上。

1500m~5000mなどのトラック競技から100kmを超えるウルトラマラソン, トレイルランニング, 駅伝など幅広く嗜む。
フルマラソンの自己ベストは、2時間34分16秒 (2021年)。

2015年から市民ランナー向けにランニングの指導を始め、サブ4~サブ2時間35分まで様々なレベルの市民ランナーの自己ベスト達成をサポートしてきた。

現在は、オンラインランニングクラブ【ぼっちランナーズ / BRC】を主宰。
「ひとりで頑張るランナーに、もっと強くなるきっかけを与え、自己重要感が高まるランニングを楽しんでもらう」をテーマとして指導に力を入れている。
プロフィールを読む
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