わずか“1年半”でフルマラソンの自己ベストを約1時間更新(4時間45分→3時間46分)した秘訣を聞きました(40代・女性)【BRCメンバー対談】
上原:
「まず高島さんの方から簡単に自己紹介いただいてもよろしいですか?」。
高島さん:
「高島綾子と申します。43歳です。職業はパートの仕事をしてまして、家族構成としては主人と子供2人。今、中学生と小学生の子どもがいます」
上原:
「高島さんはランニングを始められたキッカケって何かあったんですか?」
高島さん:
「一番最初は10年くらい前に勤めてた会社の上司がマラソンをする方で私も住んでいるところの近くの大会で面白いハーフマラソンあるから出てみたらどう?っていう風に声かけてもらったのがキッカケで体力維持とかダイエットの目的でちょっと走ってみようかなってちょうど思っていたのでその大会に出ることにして走り始めたのが一番最初です」
上原:
「フルマラソンを初めて走ったのはいつとか覚えてます?」
高島さん:
「フルマラソンは1年半前です」
上原:
「1年半前が初マラソン?」
高島さん:
「初フルマラソンです」
上原:
「それがタイム何分くらいでしたっけ?」
高島さん:
「4時間45分くらいですかね」
上原:
「その後4時間28分とかでしたっけ?」
高島さん:
「その後そうです」
上原:
「一番最初が4時間45分。その次が4時間28分・・・で、そこからがね。また快進撃というか。BRC入って直後のタイムどれくらいでしたっけ?」
高島さん:
「BRCに入ってすぐの大会が3時間53分です」
上原:
「ここでサブ4ですね。いきなり30分ぐらいタイムを縮めて本当に素晴らしいと思うんですけど…で、この間3月名古屋ウィメンズ走ったと思うんですけれどもそちらのタイムをお聞きしてもいいですか?」
高島さん:
「グロスで3時間49分。ネットだと3時間46分です」
上原:
「すごいですね。4時間45分から始まって4時間28分…で、そこから一気にジャンプアップして3時間53分…で、3時間46分…という自己(ベスト)タイムの推移なんですけど。今回動画を撮る中で特に4時間28分から3時間53分の飛躍が非常にポイントかなと思うんですけど、それだけタイムを伸ばしたキッカケっていろいろあるとは思うんですけれども、高島さんの中では一番何がジャンプアップしたキッカケだと思いますか?」
高島さん:
「ちょうどBRCに加入させていただいて1ヶ月後の大会だったんですけども、加入を決めるにあたってまず次の大会ではどうしても4時間を切りたいっていう気持ちがあったのでまだBRCとしての練習はしてなかったんですけど、自分の中では4時間切りたいなっていうのがあったので普段のトレーニングの量を増やしたりロング走を毎週入れたりとかっていうのはできる範囲でやっていました」
上原:
「そうですね。まあその時かなり走り込んでたイメージなんですけど、月間どれくらい走ってましたっけ?」
高島さん:
「一番多い時で8月300kmですね」
上原:
「すごいですね。300km・・・。ちょっと僕の目線から言うと結構(走行)距離でカバーして出した3時間53分なのかなっていうイメージだったんですが、もうちょっと話を進めていくと、3月の名古屋ウィメンズに向けてはそこまで距離を走っていないというか、、、大体月間どれくらい走ってましたっけ??」
高島さん:
「月間250kmから280kmぐらいの間ですね」
上原:
「若干減った感じですね。だからちょっと僕がこの話を聞いて思うのが、距離だけが全てじゃないっていうか月間300キロ走って3時間53分だったっていうのと(走行)距離を減らしても記録をさらに伸ばすことができた、3時間46分まで伸ばすことができてますので、そこら辺はBRCで、ちょっと手前味噌ですけど、効率的な練習ができたのかなと僕は思ってるんですが、その辺、高島さん的にはどう捉えてます?」
高島さん:
「加入前と加入後の練習の仕方が全然違うもので10月の前まではおっしゃる通り、(走行)距離でカバーをするだけっていう感じだったんですね。1日これぐらい走ってっていう自分の中で目標を決めてただ、あまり中身が伴ってないなっていうのは自分ではなんとなく分かってたので加入をしてからはもう本当に作っていただいた練習の計画に沿って出していただいた課題をこなすっていうのだったんですけど一つ一つの課題がやったことがないものばっかりで。すごく自分の中では不安が大きかったんですけどやりがいがすごくあったなと思います。一つ一つのトレーニングに目的があってどこを強化するためのトレーニングなのかとか・・・なので常に普段のジョグも含めてマラソン、ランニングに対しての練習に取り組む意識っていうのが全くガラッと変わったなと思います」
上原:
「BRCに入る前はそこまで考えてなかった感じですか?」
高島さん:
「そうですね。フォームを意識したりとかはしてたんですけれども、BRCに入ってからは、
例えばペースを一定にする走り方だったりとかそういうのは自分で走ってる時はそこまでは意識が向いてなかったので何も考えないで走ってたわけではないんですけれども考えながら走るということの内容が格段にBRCに入ってからの方が多くなったというかとてもこう、、、毎日毎日の練習の中で今日の自分の状態を確認したりとか毎週フィードバックをいただく中でじゃあ今度はこういうふうにしてみようっていう反省からその次につなげるっていうのも常に考えるようになりました」
上原:
「なるほどですね。やっぱり考える視点が増えたというか、なかなか独学でやってる時には思いつかないような発想って結構ありましたか?」
高島さん:
「すごくたくさんありました」
上原:
「BRCのスタンダードクラスでは毎週週報を出してもらってフィードバックをしたりとかそういうことしながらやり取りをしながら進めてると思うんですけど、毎週コミュニケーションを取る中でBRCに入る前は考えもしなかったようなこととかいろいろあったと思うんですが、そこら辺に付いていくのは大変じゃなかったですか?」
高島さん:
「そうですね。大変というよりも新しいことが多くて楽しいなっていう気持ちの方が多かったです。すごく楽しいなっていう、、、それができるかどうかは、ポイント練習とかも自分でできるのかなっていう不安はちょっと置いといて、毎回がすごく楽しいなって思いながら次の練習、ポイント練習もそうですし、ジョグも前は「サブ4をしたいからやらなきゃ」みたいな、サブ4のためにちょっと距離延ばして走らなきゃっていうそういう義務感だけでやってたようなところはあるんですけど今は(BRCに)入ってからは、フィードバックもそうですし刺激がたくさんあったり学びがたくさんあるのでそれをじゃあ次に活かしたいなとかっていうので楽しみながら(やってます)」
上原:
「めちゃくちゃ興味深いですね。やっぱり練習を楽しむっていうのはすごく大事だと思っててそれこそBRCに入る前は義務感でやってたと思うんですけど、やっぱ義務感でやってると面白くないというか、面白くなかったらやっぱり伸びないと思うので結構そこは大きな変化だと今聞いて思いましたね。BRCに入る前は義務感でやってました。でも、(BRCに)入った後は練習が楽しくなりましたっていうのは何が違うんですかね?」
高島さん:
「今までやっていなかったポイント練習のインターバルですとかペース走だったりとかそういうのがあるっていうのは(BRCに)入る前から知っていたんですけどそれを実際やってこなかったんですね。インターバルもやったことなく、それをBRCに入ってから課題として出していただいて設定タイムとかも全部設定していただいたのをやる中で自分でできないだろうと思ってたことが1個ずつクリアしていくのがすごく楽しかったです。「私、インターバルダメだな」って思ってたのにできたとか1000mだとしてもこの速さで走れる自信がないって思ってたのがやってみたら・・・形は悪いかもしれないですけど一旦はできたっていうのが自分の中で「私でもできた」っていう自信になって「あ、(自分でも)できたんだな」っていうのが新しい発見だったり」
上原:
「なるほど。(BRCに)入る前はインターバルとかは自分にはふさわしくないというか、雲の上の人がやるような練習だみたいな位置付けだったんですか?」
高島さん:
「そうですね。もっとすごい走力の高いランナーの方がやったりするものだと思ってたのと、あとはインターバルをやって、やってみた結果どうなのか?っていうのが自分でわからなかったというか、自分の何が良くて何が悪いのかっていう判断ができない。多分きっと(インターバルを)やろうと思えばできたんでしょうけど「苦しかったけど何とかできた、終わり」みたいな形でそこから次に繋がらないんだろうなっていうのはなんとなく想像ができていました」
上原:
「それはあると思います。独学でやってるととりあえず見よう見まねでやりはしたけどこれで合ってるのかも分からないしどう評価したらいいのかも分からないし、そこのフィードバックがあるのとないのとってだいぶ違うと僕は思うんですけど、その辺ってどう思います?」
高島さん:
「全然違いました。ポイント練習もたくさん練習の内容があるじゃないですか。インターバルだけじゃなくて閾値走を組み込んだものとかペース走だったりとか作っていただく課題を見るとバリエーションがすごく多いんですけど、それを自分の中でどうやって、一人でやってる時はどのタイミングでどれを入れたらいいのか?っていうのもまず分からなかったので「やって分からないんだったら、まあやらなくていいか」っていうそんな感じの、、、だったら自分で分かる普段のジョグで距離を踏む、ロング走をやる。閾値走は分かってたので閾値走はちょっと入れたりしてたんですけど、まあそのぐらいだったんですが、それすら果たして良かったのかどうかっていうのが自分では分からなくて、、、でもBRCに入ってからはもう全部毎回毎回一つ一つのトレーニングを自分でも振り返る。自分で振り返ったものを週報で出すとそれに対して細かく、本当に細かくフィードバックくださるので「あ、私はこういうトレーニングをしたかったんだな」
っていうのに気づきました。こういう風に走ることをしたかったんだなって思いました。だから楽しいんだと思います」
上原:
「なるほど、なるほど。いいですね。本当に話聞いてて元々すごく勉強家で真面目で勉強される方だなという印象を持ったんですけど、でもネットとか座学で勉強したとしても、閾値走っていうものがあるのは分かっている、インターバルというものがあるらしいというのは分かっているけど、実際にそれをどれくらいの頻度でどれくらいのペースでどういう意識を持ってやればいいのか?っていう具体的なところが分からなかったり、やったとしてもその評価が分からなかったりっていう、、、やっぱり実践するってなるとそこに壁が出てきますよね。一人だとどうしてもそこが判断できないっていうか」
高島さん:
「誰かがそばにいてくれて「それはこうだよ」とかアドバイスくれるわけでもなくて、でも自分の経験も本当に浅いので比較もしようがないというか、今の自分がどうなのかっていうのも、その練習の内容、結果も含めて分からないことだらけだったっていうのが一人でやってた時はありました」
上原:
「「あ、これでいいんだ」っていうフィードバックを受けることも結構力になると思うし、その積み重ねで実際にタイムという面でもサブ4、3時間53分、そこから3時間46分という感じで順調にステップアップしてますので、本当にトレーニングを楽しんだ結果タイムもついてきて本当に素晴らしい感じで成長されてるなっていうのを(高島さんを)見て思ってます。」
上原:
「じゃあBRCに入って割とすぐ3時間53分出したと思うんですけれども、そこから3時間46分にジャンプアップするまでの段階の話をすると、そこでまた何かブレイクスルーみたいなのってありました?これができたから3時間46分(を出せた)。しかも、かなりいいレース運びだったと思うんですね。ネガティブスプリット、後半ペースをしっかり上げてっていう、名古屋ウィメンズですごくいい走りをしたんですけど、そこに至るまではどういうところを意識してましたか?」
高島さん:
「BRCでコーチに作っていただいた課題をとにかく丁寧に全部をこなそうっていう、一つ残らず全部自分の中でやろうっていうのが、それをやったら、きっと、結果はやってみないと、大会の結果としてはどうなるかわからないけれども、自分の中で、いただいたメニューをとにかく全部こなすことで少し伸びるのかなっていうふうには思っていました。迷いがないっていうか、これさえっていう言い方もおかしいんですけど、出していただいた課題通りに全部やったからきっと結果出てくるんだろうなっていうふうに自分の中ではその確信があったというか、、、なのでポイント練習だけじゃなくて、普段のそれに伴ったつなぎジョグも量ですとか、頻度っていうのもBRCに入る前よりも増やしていきました」
上原:
「なるほどですね。守破離の“守”というか、最初は与えられたものをしっかり100%やるって言うのがすごく大事だと思い思いますし、高島さんはBRCに入られて半年ぐらいで、まずはそこからだと思うんですね。そこの守破離の“守”をしてから、話はそれからだと思ってるので。本当にこの6ヶ月ですね、忠実に練習メニューをこなされて。で、それも何も考えずにやってたってわけではなくて、この練習が与えられている意味とかを理解してちゃんと考えて走られてるなっていうのは僕もわかってたので、そういうところもね、考えながら走られてるって言うところも高島さんが成果を出した秘訣の一つかなとちょっと個人的には思ってます。メニューの裏側とかって考えてました?僕の練習メニューの意味ってちゃんと伝わってました?なんでこれをすればいいのか分からないみたいなことってありませんでした?」
高島さん:
「私のまだその座学的な勉強が全然足りてないので多分分かってなかったと思います(笑)とりあえずはもう言われた通りにやろうみたいな。例えばインターバルだったら最大酸素摂取量、心肺機能を高める練習なんだっていうそういうのは分かってたんですけど、もっと奥深いところまでは全然理解ができてなくて、それを最近ちょっとこの休養期間中に勉強できてないところ、ちょこちょこし始めて、あ、もっと早くちゃんと見ておけば良かったなって(笑)」
上原:
「でも、今言ったのは知識レベルで追いついてなかったっていうだけの話で考えようとしているっていうのが大事で、頭を使っているって事が大事で、このメニューの裏を読み取ろうとする姿勢であったりとか。で、知識は後でいくらでもついてきますから、それよりも頭が働かせるっていうそこはできてたと思いますのでそこが僕的には高島さんの素晴らしいところの一つだと思ってます。」
上原:
「はい、じゃあちょっとお時間も迫ってきましたので、こちら最後にしていきたいと思うんですが、このBRC(ぼっちランナーズクラブ)ですね、どんな人におすすめかとか高島さんなりの考え方があればお聞きしてもいいですか?」
高島さん:
「私がそうだったんですけれども、ランニング、大会の経験とかもそんなにないけれども、でも、記録を目指したいとかもっと自分のどこまでできるかを本気で頑張ってみたいって思う方がいれば、例えまだそんなにランニング歴が長くなくても、経験がそんなに多くなくてもたくさんのことを学べる場なので、私も最初入る時は、皆さんすごい方がメンバーでいらっしゃるから、私みたいな初心者寄りの者なんかが入って付いていけるのかとかすごく心配、悩みがあったんですけども、この半年やってみて(BRC)メンバーの皆様、本当に皆さんが頑張っていらっしゃるし、すごいランナーの方々が多いのはやっぱり頑張ってる方だなっていうのも見てきてすごく感じましたし、皆さんすごい方揃いなんですけど、すごい方も私みたいな初心者寄りのランナーを温かく迎えてくださっていつも励ましてくださるので、とっても私はすごく(BRCに)入れて、仲間にさせていただいて良かったなと思ってます。で、分からないことが多い私みたいな者だからこそ吸収できるものとかもあると思うので「やってみたいけど、やり方が分からない」とか「一人でやっていてもちょっとどうなのかな」「自分で(やるのは)ちょっとやり方が自信ないな」「でも自分の限界まで頑張ってみたい」って思う方には本当におすすめかなと思います」
上原:
「ありがとうございます」
高島さん:
「うまく伝わらなくてすみません」
上原:
「コーチの僕とBRCメンバーの方と、僕が一方的に教えるっていう関係性もありますけど、メンバー同士で刺激し合うというか、支え合うというかそういうコミュニティになってるってのが僕は嬉しいですし、それを感じてもらってるっていうのは本当に(BRCを)やっててよかったなと今話を聞いて僕も思いました。他に何か付け足すこととかないですか?」
高島さん:
「コーチが本当にとっても素晴らしい方なので、本当に何で(BRCに)入る前にこんなに、だいぶ悩んでるんですけど、私もさっきの理由から悩んでたんですけども、もっと早く(BRCに)入ればよかったなって思うぐらい、すごく丁寧に細かく本当に熱心に自分の目標を実現するために手厚いサポートしてくださってるので、いつもありがたいなと思ってますしオンラインのランニングクラブってすごく今は多いんですかね?わかんないですけど、私の中ではすごく新しいやり方だなって(BRCの)存在を知った時に思ったんですけれども、一度もまだコーチとも(BRCの)皆様とも私リアルではお会いしたことないんですけど、それを感じさせない近さがあるので、この距離も(BRCの)皆さんとの距離もすごく近いなっていう、近くにいてみんなで一緒に頑張ってるっていう感じがすごくするので、私みたいにちょっと地方に住んでたりして、なかなか身近なところでクラブがなかったり、そういう方にもやっぱり(BRCは)おすすめです。自分のペースで練習もしながら尚且つ自分に必要なアドバイスや勉強させてもらえる場であるので」
上原:
「ありがとうございます。もう本当に僕が言ってほしいことを全部言ってくれた感じで(笑)。どうしてもレベルの高い人たちの紹介が目立つ部分があって萎縮してしまうかもしれませんが、高島さんみたいにまだフルマラソン1、2回くらいしか走ったことないですっていう人でも全然
(BRCに)入ってもらっていいですし、今の走力ってのはあんまり関係なくて、自分を成長させていきたいという気持ちがありさえすれば誰でもウェルカムというか、そういう方はBRCに入ることによって、何かしら成長のきっかけを得られると思いますし、僕は本気でサポートしていきますので、ぜひ新しい仲間が増えてくれたらいいんじゃないかなと思ってます」
上原:
「はい、じゃあこんなところで今日は終わりたいと思います。本当に高島さん、今回はありがとうございました」
高島さん:
「こちらこそありがとうございました。また引き続きよろしくお願いします」
(以下、アフタートーク)
高島さん:
「すごく私、前は自分のことが嫌いだったんですね」
上原:
「その話もしましょうか。アフタートークで」
高島さん:
「本当ですか、いいですか?本当になんか自分のことが自己肯定感が自分で低いなと思ってたんですけど、できないことが多すぎたり、周りと比較することが多くて、その時その時のステージで、例えば、就職活動も超氷河期だったんですけどうまくいかなくて、自分はあまり必要な人間じゃないんだなって落ち込んだり結婚して子供が生まれたら今度は子育てで悩んで自分なんかお母さんになっちゃいけなかったんだなって思ったり、もっと他の家に生まれたら子供達は幸せになったんだろうなって思ったり、何かにつけて結構自分のことを好きじゃないというか嫌いというか、私なんか何やってもダメだなっていうふうに思ってたんですけど。BRCに入るちょっと前からフルマラソンにも出たいからちょっと真剣にマラソンと向き合ってランニングと向き合ってみようって思った時に、それで走る時間が増えたら、自分と向き合う時間がすごく増えたんですね。自分との対話っていうのが増えていって。で、それがちょうどBRCに入った後にいただいた課題をやったりとか、つなぎのジョグを増やしてみたりとか、目標に向かって一つ一つ、一歩ずつ進んでいく中でさっきもお話しした「(私でも)できた」っていうのがすごく、その都度小さな変化だったんですけど、自分の中では「こんな私でもできた」とかちょっとずつ(自分を)褒めてあげられるというか、ちょっと認めてあげられた。やったことないポイント練習をクリアするのも、他の人にしてみればそれは当たり前のことかもしれないけど、私の中では「私は絶対無理」って思ってたから「インターバル1000m4本も無理だよ」って思いながらだったので、それが出来た後には「やった、出来た」って思った。で、一番その集大成はもう名古屋(ウィメンズマラソン)ですよね。やっぱりそのずっとそれを重ねてきて最後スタートに立つ前に、私はこれだけ今まで半年間もう思い残すことがないぐらい、練習は良い時もあれば悪い時もあったんですけども、ちゃんとできたっていう自分の中で、天気悪くても、雪降ってもちゃんとやったっていうのが、ここまでやったからあとは大丈夫っていうか、結果はどうなってもその練習に対しては悔いはないっていうのが今回、名古屋(ウィメンズマラソン)ですごく感じてそれだけのことやったんだから42kmは大丈夫っていうか不安があんまりなかった。だから走ってて「コーチがくださったメニューやったんだから大丈夫」とか「自分でここまでやってきたからあと走れるな」って思いながら走ってたらそれまでの2回のフルマラソンが結構途中しんどいなーって思ったり「もうちょっとダメかもしれない」って思って立ち止まったこともあったんですけど、今回(名古屋ウィメンズマラソン)は最後まで苦しいとも思わなかったですし、ずっと走っていて楽しくて、あともう2kmで終わっちゃう時に「あともうちょっとで終わっちゃうな」って思ったら寂しくなったり、なんかそういうのがトータルしてすごく自分のことを好きになれた半年だったなって思います。だから私の中で、これから先も多分自分をもうちょっと、ちょっとずつ許していくっていうか、自分のことを受け入れてあげるためにもランニングっていうのは欠かせないものになったのかなって思います。BRCのコーチとメンバーの皆さんがそういう環境をくださったというか一人ではきっとこういうふうには思えなかったので、もう本当にありがたい限りで走るのがこんなに楽しいんだっていうのをBRCで学ばせてもらいました。感じさせてもらったので、今後も楽しく走っていけたらなと思います。自分のためにというか、自分の人生のために、残りの人生をもっと自分のことを成長させられて、自分のこと今までは否定していたのでもっと好きになれるように、そう思って、、、これからもよろしくお願いします」
上原:
「はい、こちらこそ。めちゃくちゃいい話を」
高島さん:
「泣きそうになっちゃいました」
上原:
「こちらこそ泣きそうになりました」
高島さん:
「本当にこういう気持ちがあったので、、、もうちょっと時間大丈夫ですか?」
上原:
「大丈夫ですよ」
高島さん:
「BRCに入るキッカケ、どうして入ろうかって決めたのは、コーチがメルマガをいっぱい配信してくださった、あの中で本当に自分の中にグッとくるものが言葉としてあって、タイムを目指す中で自分の成長だとか自己実現、自己肯定感を高めるとかそういう、、、ただタイムをクリアして終わりじゃなくて、自分の中身、精神的なものというか深いところを最終的にこう、、、言葉が出てこないですけど、自分自身をもっと好きになるためにっていうような内容のメルマガがあったんですね。で、それを見て「あ、私はこの上原コーチのもとでやってみたい」って思ったんです。情報は色々あるじゃないですか。今はSNSとかネットを探せばいくらでもやり方とか出てくるけれども、そうじゃなくて、このコーチのもとで学んでみたいっていう、そういうふうに思わせていただいたメールをくださったっていうか。90日間もメール送るってなかなか普通じゃできないっていうか」
上原:
「そうですね」
高島さん:
「90日間送っていらっしゃいましたよね、あの時。メルマガでたくさんの方に送られたと思うんですけども」
上原:
「しっかり(想いが)伝わってて良かったです」
高島さん:
「(想いが)届きました。本当に時に厳しいことも、メルマガの中でおっしゃってたので。例えば、考え方がちょっと違うなと思う方はメルマガ解除してもいいですよとか、考えが合わない方は(読まなくて)いいですみたいな形でおっしゃってたのも私の中では結構衝撃で、利益を求めるのであればたくさん来てくださいっていう感じになるじゃないですか。そうじゃなくて、やる気のある方だけ来てくればいいっていうスタンスがこれは本当に(BRCの)会員になった方に対して利益云々じゃなくって、本当にランニングのことを本気で教えて、伝えてくださる、本気で向き合って本気で伝えてくださるんだろうなっていうのを感じ取ったんです。なので、こんなにズバッとおっしゃっている方ってなかなかいらっしゃらないし、それだけ(ランニングを)やりたいっていう方に対して、私みたいなどうしようかなって悩んでる人に対して、「本気でやりますよ」っていうのを伝えてくださったのが、何より本当にやってみたいなと思いました。実は怖い人だったらどうしようと思ったんです。厳しい方なのかなと(笑)」
上原:
「ちょっとメールでは怖いかもしれないですね(笑)」
高島さん:
「そうなんです。だからちょっとそれもどうしよう、どうしようって、本当に怖い方だったらどうしようかなって思ったんですけど、実際お話ししてみたら、すごく穏やかですっごく優しくてなんで私はあんなにびっくりしてたっていうか、ちょっと怖かったらどうしようなんて思ってたんだろうなっていうぐらい優しいコーチなので」
上原:
「ちょっと(メールでは)怖くしすぎてますかね(笑)」
高島さん:
「結構悩みました(笑)。でも、それだけの本気度は伝わってきました」
上原:
「ちょっとね、本気すぎると文面が怖くなってしまうので(笑)」
高島さん:
「でもその文字だけだと思うんですけども、そういったところもあって、もう他じゃなくて「ここだ」って、私はその時思ったので、「ここで私はやってみたい」って思ったので、それは本当になんかこうメルマガ登録させてもらっていろんな情報を配信してもらったのを読ませていただいて、本当に巡り合えたのが私の人生を大きく変えてくださったので本当にありがたい限りなんですけども」
上原:
「良かったです。いや、もう本当に僕が気持ちよくなるだけの動画になりつつありますけど(笑)」
高島さん:
「なかなかこういう話ってしたことないですもんね」
上原:
「そうですね。でも本当にこの話を聞いて、高島さんのように自分に自信を持てなかった人とかが、ランニングを通じて、ランニングで記録が伸びたりとか、できなかったことができるようになったりとかして、本当に自信をつけて輝いていく人を僕は他にも何も見てきたので、やっぱりそれだけの力がランニングにはあると思ってて、そういう人を増やしたいっていうのは本当に前々から思ってたので、そういう体験を高島さん自身もこのBRCを通じて体験してくれた感じてくれたっていうのはすごく嬉しいですし、もし高島さんみたいな人がいたら、また同じようにね、自分に自信をつけるきっかけになるかもしれないので、ぜひ(BRCに)飛び込んでいただけたら僕も嬉しいなと思っています。本当に貴重な話をありがとうございました」
高島さん:
「とんでもないです。ちょっと恥ずかしい話でしたが」
上原:
「貴重な体験談を(ありがとうございます)。じゃあ改めて大丈夫ですかね。これで終わりにしましょうか。なんかアフタートークの方が結構良い話が聞けましたが」
高島さん:
「最初からうまくこういう風に話せればよかったのに」
上原:
「最後の方が全然リラックスしてましたね(笑)」
高島さん:
「アフタートークなので(笑)」